金 心 溶かす

今年7月に祖母介護の事情で依願退職した母親だが、実は去年の年末にもガン治療と称して退職した経験があった。
当時ガン治療の通院の気配など微塵も感じられなかったが。
それに、小5のときに私が当時母親が住んでた北海道へ遊びに行ったときもガンの話(乳がん?)をしていたのだが、あの時のガンと去年末離職理由のガンは同じものなのかも知らない。
あの時のガンが最近まで治療されてなければ変な話だし、あの時と別物ならそれもそれで再発したとか、別のきっかけで発病したとかならそれも変だ。
そのことはおいて、そのガンが治ったか否か、去年末の退職から数ヵ月後に再就職したのにあの痴呆ババアが来たから、折角の職をまた失ったのが7月。
ばあさんを8月半ばに入所させて一段落した折、今月から密かにFXを始めていたということを偶然知ったため、母親はいつまで働かないのか憂慮しているのだ。

今の時代、解雇されるのは珍しくないだろうが、対してこんな短期間に仕事を自ら退かねばならない状況って普通ありえないね。
別々の要因が絡んでるというのが特に希有な点だろう(ガン治療と祖母介護)。
それでもう「働きたくない」というのはあるかもしれん。

私としては当然、健全な人間性維持や、更年期障害・鬱進行に歯止めをかけるために是非とも再就職を願うわけだが、まあ一方で俺以外の人間が家に長居すると家での行動範囲が狭まるという悪影響もある、そのこともこの願いを掲げる理由足り得てるのだな。

結局FXをはじめるという策に出たが、こんなギャンブルじみたやり口でそれなりの金を母親は得られるのか、普通に働くという選択肢はないか問いたい。
私自身、中2の時に株やアフィリエイトに興味を持ちはじめて、中3の時にアフィリエイトですぐさまその頭角を現していたのだ。
当時の概況としては中3の4月に母親の家に家出して、母親にPCを貸してもらった6月(6月末に自分のPCを買ってもらった)にAmazonアソシエイトでアフィリエイトを始め、「水を得た魚のように」7月中は23万円売り上げ、手取り8000円と成果を上げ、諸事情で2011年8月に引退した。
その諸事情は至って「当時の私の活動に水を差す輩が蔓延ったために撤退した」という割と些細なことだったが、あのまま続けたら今頃かなり上手くいってる路線と、その輩に類するものが俺を死活問題に追い込む最悪の路線とに分かれるような予想のつかない状態であったため、最悪の路線へ下る結果を危惧した俺は辞めざるを得なかったのだな。
生来、他人じゃありえないことがすぐ起きて妨害される俺。

まあ母親はこんな危機に瀕することはないだろうけど。
それを差し置いても、だからといって上手く稼げるなんて俺は思っちゃいない。
絶望の深淵を見たこの俺、既に母親FXに諦めてる。
普通の働いてもらう方がいいと思うんだけどね。


母親もこうして短期間で何度も退職に追い込まれる不条理に巻き込まれたわけだが、同時に一つの希望も際立っている。
「その気になればすぐ再就職できる」ということ。
だからこそ母親にはすぐさま新しい仕事を見つけてもらいたい。

これを支持するは俺の利己面もあるが、一家にとってもあるべき状態なはずだよ。
FXはじめても金と心を溶かすのみ!そう言いきりたい。

・・・・・・とは思うけどFXで荒稼ぎしてくれたらそれはそれでいいかな、とは思ってる。
そんな俺であった。



追記: 2015年8月29日

20時過ぎ、中3の頃のアフィブログ跡地をふと思い出したので参ってみた。
後の自分の為に、悲しみ辞したブログの全てを廃するのではなく、形跡を留めた。
ブログデザイン(ユーザビリティ・アクセシビリティ)や理念というのは、使えるPCが無かった中2の頃から根本は変わらず、知識は一気に蓄えて中2の頃に「携帯・厨二」を標榜したブログより昇華された。
「携帯・厨二」を標榜したブログはfc2で始め、文字通り中2の時にのみ携帯電話で運営していたブログであった。
携帯電話でhtmlを学び、フルブラウザでPC版デザインをいじくるなど、高度なブログ管理を行っていたことは私の才能の現れでもあるが、衆愚においてこの価値に気付く人は皆無だ。

その当時に一つ「株・FX投資やアフィリエイト・情報商材などのネットビジネスで大成したい」と願望を立てたことから、中3豊橋移住後の6月に母親から一時的に借りたPCでAmazonアカウントを作成してアソシエイトに登録し、6月末に得たPCで、即日か翌日にはfc2の新アカウントを設け、着実に手筈を整えたことは、用意周到な人間性を感じる。
この中3アフィブログ運営時代は、立てた願望の成就に向け、各方面の情報(SEO、html等ブログデザイン、儲けテク、記事ネタ)収集に邁進もとい狂奔していた。
ブログデザインの美学は、例えばタイトル画像やファビコンやソーシャルボタンの設定、フォントにメイリオの適用など、2011年当時としては最先端の知識の粋を集めて構築していた。
こうしたこだわりは、2012年9月にLivedoorで横野真史公式ブログを設立した際もすぐに生かされている(Livedoorはアフィ期にも試す程度に利用していた)。

毎記事、「続きを書く(続きを読む)」の欄を利用して書くことも、アクセシビリティを考慮してトップページや記事一覧プレビューページの雑多な状態を忌避したり、読み込み時間・負荷を軽減する意味がある。
携帯電話時代に、あらゆる端末でのアクセスを考慮する慈悲の心が培われたのであろう。
学術的メモ帳を運用するBloggerには無い機能なので、長い文章と多くの画像が載る日記メモまとめ記事の投稿には問題が生じてしまうが。